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朝6時台に終電!?終電が早い駅ランキングトップ20

1日1往復しか列車が走らない路線も

 「終電…なくなっちゃったね」「まだ朝の7時前だけど??」ありえないように見える会話ですが、実は日本で一番早い終電は朝の7時前に発車しているのをご存じですか?1本逃すと次の電車まで24時間待ちの駅も…。そこで今回は終電が早い駅ランキングトップ20をご紹介します。

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集計方法について

 これから紹介する終電の早い駅ランキングは以下のルールで集計しました。

  1. 同一方向の最終列車が早い順に集計(例えばA駅方面の最終電車が8時、反対のB駅方面の最終電車が19時の場合、A駅方面の8時が集計対象となる)
  2. 同一路線で複数の駅がランクインの対象になる場合、最も早い駅のみを紹介
  3. 臨時駅は除く(ただし鉄道会社が臨時駅と明示していない駅は集計対象に含む)
  4. 災害などによって運休中・バス代行中の駅は除く

1位の終電はなんと6時47分。午前中に終電が来る駅は14駅もある

 まずは午前中に終電がやってくる駅のランキングです。

 

 1位は日豊本線重岡駅で延岡方面の終電時刻はなんと6時47分!大分県にある佐伯駅から宮崎県にある延岡駅の間は特急列車が12.5往復走っているものの普通列車はほとんど走っていない閑散区間。特に大分と宮崎の県境を超える重岡駅から延岡駅の間は下り1往復、上り2往復しか普通列車が走っていません。そのため重岡~延岡間にある重岡、宗太郎、市棚、北川、日向長井、北延岡の各駅はすべて延岡方面の終電が6時~7時台です。またこの区間は特急列車の回送を兼ねており、普通列車のきっぷで特急列車の車両に乗れるオトクな区間にもなっています。

 

日本一終電の早い駅 重岡駅(写真出典:Wikipedia:重岡駅より)

 

 2位は羽越本線女鹿駅。最終列車は酒田方面が朝の7時7分です。こちらは山形県の北端、秋田県との県境に位置する駅で、駅周辺には何もなく少し離れたところに3つの小さな集落がある秘境駅。秋田方面の利用客がおらず通学利用がほとんどのためか午前中に酒田方面へ行く列車が2本、午後に酒田方面からくる列車が4本のみ停車し、その他の列車は普通列車でも通過してしまいます。

 

朝7時過ぎに終電が来る駅、女鹿駅。英語にするとMEGA STATION(写真出典:Wikipedia:女鹿駅より)

 

 3位は石北本線生野駅で遠軽方面の最終列車は7時42分発です。生野駅はもとは仮乗降場として設置され、1987年に駅に昇格しました。石北本線といえばかつて1日1往復だけ停車し1人の高校生のために駅を存続させていた上白滝駅が有名でしたが、こちらは2016年3月に惜しまれつつも廃止。石北線はJR北海道の合理化によってほかにも複数の駅が廃止されましたが生野駅はいまのところ存続し、網走方面2本、遠軽方面1本の普通列車のみが停車しています。

 4位は札沼線浦臼駅。新十津川方面の最終列車は9時6分発です。札沼線の浦臼から新十津川の間は1日1往復しか列車が走っておらず、途中駅の鶴沼、於札内、南下徳富、下徳富の各駅も終電は9時台。さらに終着駅の新十津川で折り返す列車は朝の10時ちょうど発で、日本で最も早くすべての方向の最終列車が発車する駅となっています。

災害から復興中の路線や観光路線も上位にランクイン

 午後の早い時間に終電が来る5位から20位までをみてみましょう。

 5位は南阿蘇鉄道高森線高森駅。中松方面の最終列車は14時30分です。南阿蘇鉄道は2016年に発生した熊本地震の被害を受け現在も立野から中松の間が運休中。休日は観光トロッコ列車ゆうすげ号が終電の役目を担い、復興に向け観光客を乗せて走っています。

 

 災害により一部が長期運休中の路線は南阿蘇鉄道高森線のほかに18位の只見線大白川駅、19位の日高本線浜田浦駅、20位の根室本線下金山駅もランクインしました。これらの路線は特別ダイヤが組まれており、元のダイヤと比べても終電時刻が早くなっている例が他にも散見されます。

 6位の黒部峡谷鉄道宇奈月駅、9位の嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨駅、11位の平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線九州鉄道記念館駅はともに観光鉄道の駅。この3路線はすべてトロッコ列車の運転が主力のため、どの路線も日没前には営業を終了しています。

 

嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車。南阿蘇鉄道、黒部峡谷鉄道、門司港レトロ観光線などトロッコの最終列車は早い

 

 16位の弘南鉄道弘南線田んぼアート駅は観光鉄道ではないものの観光客のための駅。日中のみ停車しそれ以外の時刻は全列車が通過します。また、冬季は時間を問わず全列車が通過する日もあります。

廃線間近の路線も多くランクイン。終電に乗るなら今のうち

 4位にランクインした札沼線の浦臼~新十津川間、13位の留萌本線、20位の根室本線(富良野~新得間)はJR北海道が2020年をめどに廃止することを表明しました。JR北海道やJR東日本は利用客の少ない駅の廃止も進めており、早い終電に乗れるチャンスもそう長くないかもしれません。このランキングをきっかけに、「明るいうちの終電旅」をしてみるのも面白いかもしれません