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ミクシィが2019年3月第1四半期の決算を発表。内容を簡単に解説

チケットキャンプ閉鎖の影響も

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前年同期比比大幅な減収・減益に

ミクシィは9日、2019年3月期の第1四半期決算を発表しました。売上高は前年同期比28.3%減の345.61億円、営業利益は前年同期比45.4%減の110.29億円と大幅な減収減益となっています。

 

mixi2019年3月期第1四半期決算の内容

 売上高営業利益経常利益純利益
2019年3月期
第1四半期
34,56111,02911,0287,294
 前年比-28.3%-45.4%-45.2%-46.8%
 前四半期比-46.1%-66.1%-66.0%-65.3%
(参考)2018年3月期
第1四半期
48,22920,20920,13013,713
(参考)2018年3月期
第4四半期
64,17132,49732,40121,003

*単位:百万円

*2018年第4四半期の数値は第3四半期実績と今回発表資料より当社にて集計

 

モンスト苦戦。チケットキャンプ閉鎖の影響も大きい

 ミクシィの事業は「モンスターストライク」を主力とするエンターテイメント事業と「チケットキャンプ」や「mixi」などのサービスで構成されるライフスタイル事業の2つの事業で構成されています。

 今期決算ではエンターテイメント事業の売上高が前年同期比27.3%減(449.81億円→327.09億円)、セグメント利益が同37.4%減(210.81億円→131.90億円)。ライフスタイル事業の売上高が前年同期比43.0%減(32.47億円→18.51億円)、セグメント利益が4.24億円の赤字転換(前年同期は8.30億円の黒字)となりました。

 特にライフスタイル事業は前年セグメント売上の半分ほどを握っていたチケットキャンプの閉鎖が大きく響いています。

 5月に発表されていた業績予想ではモンストの売り上げ減とチケットキャンプ閉鎖に伴う減益を既に織り込んでおり今回決算による業績修正はありませんでしたが、予想通り厳しい決算となったようです。

 

業績予想に織り込まれている減益の内訳

内訳会社予想
モンスト売り上げ減の影響-65億円
チケットキャンプ閉鎖の影響-13億円
固定費増加-15億円
先行投資-150億円

*ミクシィ2018年3月期決算資料 42ページより

 

荒野行動、PUBG、フォートナイト…流行する海外系バトルロイヤルゲームに対抗できるかが今後のカギに?

 スマホゲーム業界全体を眺めてみると海外系バトルロイヤルゲームに大流行の波がきています。

 中国の企業NetEase Gamesが運営する「荒野行動」は既に中高生を中心に大流行しており、Appstoreの売上ランキングではモンストを既に上回っています。また、韓国の企業Blueholeの子会社が運営する「PUBGモバイル」はCMを積極展開し、アメリカのエピックゲームズが運営し世界的に人気となっている「フォートナイト」もTOKIOを起用したCMの放映を発表するなど、各社の積極的なマーケティングによるユーザー獲得競争が今後さらに激しくなることが予想されます。ミクシィは「モンストの国民的IP(知的財産)化」に対して大きく投資しており、海外系バトルロイヤルゲームの波にどれだけ対抗できるかが主力であるモンストの今後の運命を分ける正念場となりそうです。

 また、ミクシィのライフスタイル事業はサロン予約の「minimo」、家族アルバムアプリの「みてね」などの新規事業に投資しており、こちらの成長も今後の業績のカギとなりそうです。