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人口あたり病院数、病床数の都道府県別ランキング

病院数は最大4.8倍、病床数は最大3.2倍の格差

 命にかかわる猛暑が続く今年の夏。熱中症で救急搬送された患者が1週間に2万人を超えたニュースも話題になりました。救急患者のたらい回しが社会問題となる中、病院がパンクした際に患者を受け入れてくれるか心配になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 熱中症にかぎらず病気や老後への不安などを考えると住まい選びの基準として病院や病床の多さは考えておきたいもの。そこで、都道府県ごとに人口あたりの病院数・病床数を調査し、ランキングとしてまとめました。

 なお、病院・医療機関・病床数は2018年4月末現在の医療施設動態調査(厚生労働省)、人口は2017年10月1日現在の推計人口を使用しています。

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都道府県別の人口あたり病院数ランキング

 日本の法律上、「病院」は病床数20床以上の医療機関、「診療所」は病床数20床未満の医療機関と定義されています。

 まずは病床数20床以上の病院に絞ってランキングを見てみましょう。

 ベスト10は以下のとおり。8位までを四国・九州が占め、9位は山口県、10位は北海道と都心から離れれば離れるほど人口あたりの病院数が多いことがわかります。

  ・1位 高知県  17.65
  ・2位 鹿児島県 15.01
  ・3位 徳島県  14.66
  ・4位 大分県  13.63
  ・5位 宮崎県  12.77
  ・6位 佐賀県  12.62
  ・7位 熊本県  12.12
  ・8位 長崎県  11.00
  ・9位 山口県  10.49
  ・10位 北海道  10.41

 一方、ワースト10は以下のとおり。ほとんどが関東・東海に集中しています。

  ・38位 栃木県  5.47
  ・39位 三重県  5.28
  ・40位 岐阜県  4.98
  ・41位 静岡県  4.84
  ・42位 埼玉県  4.72
  ・43位 東京都  4.71
  ・44位 千葉県  4.60
  ・45位 愛知県  4.31
  ・46位 滋賀県  4.04
  ・47位 神奈川県 3.70

 1位の高知県と最下位の神奈川県はなんと4.8倍の差。人口密度の差があるとはいえ、かなりの格差となっています。

都道府県別の人口あたり医療機関数ランキング

 続いて、病院と診療所を合わせた医療機関数ランキングです。

 ベスト10は以下のとおりとなりました。病院数では43位だった東京都が医療機関数では5位にランクインしました。都心部は一般的な診療所に加えて複数のクリニックを1つのビルに集めた医療モールも多く、人口当たりの診療所数も多いことがわかります。

  ・1位 和歌山県 118.4
  ・2位 長崎県  113.1
  ・3位 徳島県  113.1
  ・4位 島根県  112.0
  ・5位 東京都  102.3
  ・6位 山口県  102.0
  ・7位 大阪府  101.6
  ・8位 愛媛県  101.2
  ・9位 京都府  101.2
  ・10位 鹿児島県 100.5

 ワースト10は以下のとおり。ワースト3は東京近郊に集中していますが1位と最下位の格差は1.9倍。病院の少ない都市部でもクリニックはそれなりに多いことがわかります。

  ・38位 岩手県  77.9
  ・39位 宮城県  77.7
  ・40位 神奈川県 77.6
  ・41位 青森県  76.9
  ・42位 愛知県  75.9
  ・43位 北海道  74.1
  ・44位 沖縄県  67.9
  ・45位 茨城県  66.0
  ・46位 千葉県  65.4
  ・47位 埼玉県  63.7

都道府県別の人口あたり病床数ランキング

 最後は、都道府県別の人口あたり病床数ランキングです。

 病床数ランキングは病床を多く抱える病院数のランキングに近い結果が出る性質があり、ベスト10、ワースト10の顔ぶれも病院数ランキングと大きくは変わらない結果となりました。

 ベスト10

  ・1位 高知県  2,698
  ・2位 鹿児島県 2,386
  ・3位 熊本県  2,237
  ・4位 長崎県  2,196
  ・5位 徳島県  2,182
  ・6位 佐賀県  2,072
  ・7位 大分県  2,064
  ・8位 山口県  2,038
  ・9位 宮崎県  1,986
  ・10位 北海道  1,889

 ワースト10

  ・38位 栃木県 1,162
  ・39位 茨城県 1,152
  ・40位 静岡県 1,101
  ・41位 岐阜県 1,095
  ・42位 滋賀県 1,053
  ・43位 千葉県 989
  ・44位 東京都 962
  ・45位 愛知県 954
  ・46位 埼玉県 899
  ・47位 神奈川県 837

 1位の高知県と最下位の神奈川県は3.2倍の格差となりました。

 九州・四国などの地方部は人口あたり病院、病床数が多く、東京近郊の都心部は人口あたりの診療所数が多いものの病院の数、病床の数は少ないことが分かります。将来の住まい選びの参考としてみてはいかがでしょうか。